平行日本
舞台は現代(2025年)に近しい、もうひとつの日本。 1975年、琵琶湖を中心に突如として隕石が降り注いだ。オイルショックで揺れていた日本に追い討ちをかけ、甚大な被害をもたらしたが、復興が進んだ1977年、隕石由来の新鉱物「ソニサイト(超磁性鉱物)」と「トヨタイト(超伝導体鉱石)」が発見され、急速な技術革新が幕を開ける。 政府は引き続き内閣が統治しているが、採星開発(隕石由来鉱物の採掘・研究)で急成長したSonusグループとToYovaグループが財政面で深く絡み合い、事実上の三つ巴構造を形成している。 軍事面では、両鉱物から開発された超小型電磁増幅器「vitros(ヴィトロス)」が要となった。ToYovaは水の電気分解から爆発的な動力を引き出す「風水エンジン」を、Sonusは磁界操作によって物質を振動させ光を屈折させる「磁界変調機構」を独自開発し、それぞれの勢力圏を広げている。
